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- #01 2025.3.25
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©iStockphoto.com/ayun
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#01
1日のはじまりはヨガでお祈り
ヨガと言えば、難易度の高いポーズを行うハードなエクササイズというイメージでしょうか。体が硬い、難しそうという理由で苦手に感じる人も少なくありませんが、元々ヨガのポーズは瞑想や呼吸法のための坐法として発展してきました。難しいポーズにこだわる必要はなく、大切なのはポーズを完成させる過程で自分自身と向き合って身体の声に耳を傾けることです。
ヨガの伝統的なプログラムに「太陽礼拝*」があります。朝、太陽がのぼる東を向いて感謝の心で祈りを捧げることからはじまり、自然のエネルギーを感じながら心身のリズムを調律するための12のポーズで構成されたフロー。呼吸と連動した動きによって血液が巡り、身体も頭もほぐれ、何より心に落ち着きが生まれて思考がクリアになるので1日のパフォーマンスに良い影響を与えると言われています。動きやすい格好であればヨガウェアもマットも必要ありません。大きめのタオルかブランケットを1枚用意して、まずは簡単なハーフバージョンのフローからはじめてみましょう。イラストと以下の説明を参考に1〜4〜1を繋げてゆっくりとおこないます。朝食前か、食後は2-3時間空けて空腹の状態でおこないましょう。
1. 足を軽く揃えて立った状態で背筋を伸ばして胸の前で手を合わせ(合掌)、軽く目を閉じて息を吐きながら肩の力を抜きます。
2. 息を吸いながら両手を左右に開いて目線とともに上方に持ち上げて頭上で合掌または肩幅に開ます。
3. 息を吐きながら両手を左右に開いて床まで下ろしながら上体を脚に近づけて深く前屈し、軽く膝を曲げて手のひらを床につけます。
4. そのまま息を吸いながら指先が床に触れる程度まで上体を起こして膝を伸ばし、さらに胸を開いて背筋を伸ばし、斜め前方を見ます。
もう一度、3(10)→ 2(11)→1(12)に戻って1セット。これを数セット繰り返します。最後に仰向けになり屍のポーズ**で心地よい疲れを感じながらリラックスタイムを作るとよいでしょう。この時に体を冷やさないようにタオルやブランケットを掛けておきます。
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古来から伝承されてきたヨガやアーユルヴェーダの教えでは、瞑想や祈りは心身の健康のために重要な役割を果たしてきました。穏やかな人生を送れるように、日々自分と向き合って気づきを得るための儀式のようなもの。現代においても心身を調える時間を持つことはとても価値があります。リラックスして心が洗われるような感覚を味わうことで、その効果を実感できるでしょう。先人たちの叡智に倣って、春からの新生活に取り入れてみませんか。太陽礼拝のフルバージョンについて知りたい方は、サロンにお越しの際にお尋ねください。
*太陽礼拝は、サンスクリット語で Surya Namaskara /スーリヤナマスカーラ、英語で Sun Salutation / サンサルテーション
**屍のポーズ:仰向けに寝て全身を床に沈めるように脱力しながら呼吸のスピードや体の状態を感じ取るポーズです。
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#01
1日のはじまりはヨガでお祈り
ヨガと言えば、難易度の高いポーズを行うハードなエクササイズというイメージでしょうか。体が硬い、難しそうという理由で苦手に感じる人も少なくありませんが、元々ヨガのポーズは瞑想や呼吸法のための坐法として発展してきました。難しいポーズにこだわる必要はなく、大切なのはポーズを完成させる過程で自分自身と向き合って身体の声に耳を傾けることです。 ヨガの伝統的なプログラムに「太陽礼拝*」があります。朝、太陽がのぼる東を向いて感謝の心で祈りを捧げることからはじまり、自然のエネルギーを感じながら心身のリズムを調律するための12のポーズで構成されたフロー。呼吸と連動した動きによって血液が巡り、身体も頭もほぐれ、何より心に落ち着きが生まれて思考がクリアになるので1日のパフォーマンスに良い影響を与えると言われています。動きやすい格好であればヨガウェアもマットも必要ありません。大きめのタオルかブランケットを1枚用意して、まずは簡単なハーフバージョンのフローからはじめてみましょう。イラストと以下の説明を参考に1〜4〜1を繋げてゆっくりとおこないます。朝食前か、食後は2-3時間空けて空腹の状態でおこないましょう。
1. 足を軽く揃えて立った状態で背筋を伸ばして胸の前で手を合わせ(合掌)、軽く目を閉じて息を吐きながら肩の力を抜きます。
2. 息を吸いながら両手を左右に開いて目線とともに上方に持ち上げて頭上で合掌または肩幅に開ます。
3. 息を吐きながら両手を左右に開いて床まで下ろしながら上体を脚に近づけて深く前屈し、軽く膝を曲げて手のひらを床につけます。
4. そのまま息を吸いながら指先が床に触れる程度まで上体を起こして膝を伸ばし、さらに胸を開いて背筋を伸ばし、斜め前方を見ます。
もう一度、3(10)→ 2(11)→1(12)に戻って1セット。これを数セット繰り返します。最後に仰向けになり屍のポーズ**で心地よい疲れを感じながらリラックスタイムを作るとよいでしょう。この時に体を冷やさないようにタオルやブランケットを掛けておきます。
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古来から伝承されてきたヨガやアーユルヴェーダの教えでは、瞑想や祈りは心身の健康のために重要な役割を果たしてきました。穏やかな人生を送れるように、日々自分と向き合って気づきを得るための儀式のようなもの。現代においても心身を調える時間を持つことはとても価値があります。リラックスして心が洗われるような感覚を味わうことで、その効果を実感できるでしょう。先人たちの叡智に倣って、春からの新生活に取り入れてみませんか。太陽礼拝のフルバージョンについて知りたい方は、サロンにお越しの際にお尋ねください。
*太陽礼拝は、サンスクリット語で Surya Namaskara /スーリヤナマスカーラ、英語で Sun Salutation / サンサルテーション
**屍のポーズ:仰向けに寝て全身を床に沈めるように脱力しながら呼吸のスピードや体の状態を感じ取るポーズです。